- 痛くない治療、
削らない治療、
歯を残す治療、
見た目がキレイな被せ物、
しっかり噛めて痛くない入れ歯、
元通り噛めるインプラント、
最新の設備・治療方法、
・・・・・
どれも治療を受ける方にとって大切なものですし、ニーズがあることだと思います。
ただ、どれもやって当たり前。ことさら強調することではありません。私たち歯科医療従事者が真に提供しなければならないモノが他にあるのです。
それは・・・
「治療を通して、
あなた自身の歯が
いかに
大切なものかを伝えること」
この一言に尽きると考えています。
どれだけ歯科医師が質の高い治療を提供しようとも、
どれだけ衛生士が患者さんの口を管理しようとも、
どれだけ技工士が精度の高い被せ物を作ろうとも、
そこに本質的な意味は何もないのです。

- もちろん、
残せないと言われた歯を残す、痛みや不快感を取り除く、しっかりと噛める状態にする、見た目に不自由ないものにする、 これらが私たちに課せられた使命であり、そのために日々全力を尽くしています。
ですが、それを達成できても飽くまで歯科治療というのは 「本来その人が持っている状態に近づける」行為でしかありません。
お口の中に病気を抱え、マイナスになった環境を元々機能していた状態に復元するのが歯科治療です。
つまり、「ゼロに近づける」行為なのです。
そして残念ながら・・・、
どれだけ高額な治療でも、どれだけ最新の治療でも、
「元通りの状態」、ゼロには決して戻らないのです。 「絶対に」です。これが唯一無二の歯の価値であり、あなたの歯を1本でも 多く残そうとする最大の理由です。
そして、お口を本来の状態にまで戻し、長期に維持していくためにはあなた自身が正しい知識、高いモチベーションを持ち、 自分でお口を管理していくことが必要不可欠なのです。